日直なもんで、主任と2人職員室で電話番をしながら

せっせと凧揚げ用のタコ糸をクラス人数分巻いていました。

あーだこーだ 雑談。 

ほんと砕けた感じに。

こういうのは去年の職場ではなかったなーと 改めて思ったり。

失うものがあれば 得るものもあるなと。



その時ふと主任が口にした言葉。


「この職業ってさ、ほんと頭使うよね。

 一つ何か活動するにしても日々ほんとフルで頭使ってる気がするわ。」







ふむ。

確かにそうかも。






保育活動の基本「動」と「静」の組み立てを考えるのはもちろんだけれど

その中の細かい活動にも小さな計算・計画があるわけで。



保育室の環境構成、子どもの状態。

いかに無駄なく、効率よく 意欲的に子どもを動かすか。



瞬時の判断も必要だけれど、

根本にあるのはそれ。




朝起きてからも、通勤電車の中も、子どもを待つ保育室でも

とにかくそれを考えてる気がする。

実行直前に子どもを見て急遽変更もよくあることだけれど

基本 考えて やってる気がする。








日々色んな人と接したり見たりする中で

仕事について考えたりするわけで。



例えばいつも営業スマイル全開の保育本出版社の社員さん。

例えば仕事帰りに寄るスーパーの同じ台詞を繰り返してる店員さん。

例えばやたら話しかけてくる服屋の店員さん。

例えばいつも優しい口調の薬剤師さん。



違う職の人を見るたびに その職は自分ができるかどうかを考えてしまう。

できるかどうかっていうか・・・向いてるかどうか。

結論はいつも大体同じで「あたしには向いてないな」ってなるんだけれど。




基本 考える のが好きなんだと思う。

基本何でも 考えて しまうんだと思う。


だから今の職はある意味自分に向いてる職なんだろうな なんて。

確かに上司はいるし、新人若手だから と言葉を飲み込むことはあるけれど

保育室に入ってしまえば、クラスを回すのは自分。

活きさせるのも自分だし 壊すのも自分。

クラスのこととなると誰も正直関係ない。

自分で考えるしかない。



合ってるんだろうな〜きっと(笑)


人から言われたことを機械的にこなすのは 出来たとしても 向いていない気がするし。


辛いことも多いけれど

多すぎるけれど

この職に就けてほんと幸せなんだと思う。




隣の芝は青く見える。

自分とは全く違う世界の人が魅力的に見えるのも 大いにあるんだけどね。