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自分がいずれ住むことになるかもしれない場所。
は、住むと考えても悪い場所でもないし、
全然考えられる、あり な場所。
彼が(おもしろおかしくしながら)案内紹介してくれる時も、
言葉の端々に私のことを考え気遣ってくれてることが伺える。
素直にそれは嬉しい。本当に。
可愛くない私は「どうだろうね」発言を連発してしまうけれど、
それは不安の裏返しでもある気がする。
というかそうなのだ。
不安で不安で仕方がないんだ。
そこに・・・そうなるという理想にどっぷりはまってしまって
後々やっぱりそうならなかった、となるのが恐いんだ。
と、そう思う。
心に保険をかけてるんだと。
正直、彼の隣にいると冷静な判断ができない。
隣にいたら
「この人と一緒ならどこでもやってけるーこの人さえいればいいー」
なんて、いい歳して
どこまでも少女チックな、バカバカしい、夢みたいな・・・
でも果てしなく魅力的でのぼせた理想を、できることとして描いてしまう。
これだけ一人でいるときに考えてしまう 自分の職へのこだわりもそう。
彼の隣にいると考えたことない職に対しても
(例えばカフェの店員)
(例えば花屋さんの店員)
そんな 今とは全く関係ないことに関しても
「やってみたいかもー♪」
なんて夢見たことを考えてしまう。
あれだけ今の仕事手放すことに抵抗あるくせに。
なんだか、彼の隣にいるとそれができそうな気さえなってしまう。
「彼さえいればいいや」
とそんな冷静を欠いた危うい考えまで
平気で頭の中に出てくる。
果てしなく幸せだけど、
恐い。
自分が冷静さを欠いた判断をいつかするんじゃないかと。
いつか全てを失うんじゃないかと。
恐い。
だから、わずかに残る冷静な自分が
「できるわけねーよ」
を猛打。
必要以上に。
弱虫だから。
恐がりだから。
そんな陶酔境にはまってる自分と
必要以上に冷静で否定的な自分。
それらが毎日毎日戦ってる気がする。
でも 答えは、見えてるのかなぁ・・・