TEL

電話での報告を聞いて、とりあえず平静を装ってみたものの、

気がつけば涙が溢れてました。





まだ決定じゃないし、 と思う自分と

そうなのか と納得しようとする自分。



何の涙か自分でもわからないまま

とにかくバレないように泣いてみた。



ショック・・・だったんだろうか。

意外に前向きに受け止めているところもあったのだけれど。





自分は不当な転勤をした身だから、

こういうときに言ってはいけない言葉を知っているつもり。

当事者にとって何の意味をもたない言葉を。




かといって、かけるべき言葉もわからず、

ただただ話を聞くしかなかった。

それが一番必要なことかもしれないけれど。

無力だなって、思った。







全く眠れなかった。