衝突。

新生活への不安からか、情緒が安定せず
ついつい彼に今まで思っていた不安をぶつけてしまった。
少し前から感じていた「もうこの人は私に興味がないのでは?」という懐疑的な思い。
あまりに彼が淡白すぎるから。

きっかけは卒業式の日のメール。
その日来たメールはおめでとうの一言もなく、全く関係ないもの。
彼が私のしていることに対し、特に干渉しないのはいつものことで、
いつもなら少々気になっても軽く流せる。
けれど今回ばかりは違っていた。
院へ進む彼にとって「卒業」はそんなに重みのないことなのかもしれない。
けれど卒業し、全く違う世界へ飛び込む私にとって「卒業」はとても重みのあるものだった。
それをわかってくれていると思っていたのに・・・・


だからついつい「まだ私に興味ある?」なんて意地悪な聞き方をしてしまった。
彼が怒っているのはメールの文面から十分わかったけれど、引くに引けなかった。
どうせここで我慢しても、またどこかで爆発するはずで
もうそうなるくらいなら今別れてしまった方がいいかもしれない。

本気でそう思った。

もう耐えられなかった。